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素敵な飼い主様

第8章 地獄という名の日常





「なっなに?!」



椎名様が、慌てた様子で抜くと、痛いくらいにあたしの腕を引っ張った。



「紫苑!どこだ?!」



もう一度その声が聞こえて、あたしはここだと、叫ぼうとするけれど、



「やっ!椎名様やめて!」


「紫苑!お願いだ、言うことを聞いてくれ!」




椎名様がそうさせてくれない。



必死にあたしを自分の傍に置こうとしている。




口元を押さえられて、ベッドに押さえつけられた。



「んー!!んんー!!」


「紫苑、頼むからっ」



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