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恋慕

第4章 出逢い…シャン


 それを見ていた祭は…


「…俺の傀儡が俺以外の奴に懐くなんて…
珍しいな…この傀儡はシャンの事が
気に入ったみたいだ…」

 と、祭も何だか嬉しそう…

シャン
「僕も、くぅちゃんの事…気に入ったよ?
それから、まつり…俺の傀儡…じゃなくて…
くぅちゃん、だよ?
ちゃんと呼んであげて…?この傀儡は、
まつりが丹精込めて造ったんでしょ?
すごく綺麗で繊細な傀儡だよ…」

 と、シャンは、また、横笛を取り出し
くるり、と回しながら口許に横笛を添えて
曲を奏で始めた…

 先程の曲調とは違い…とても愉快な曲調だ

 シャンと、くぅちゃんは祭の周りを
踊りながら、楽しそうにしている…


「…くぅ…で…
良いだろう…ちゃん付けは無しだ…」

 と、祭は照れ臭そうに言った…
くぅは、とても嬉しそうだった…

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