恋慕
第37章 紫仙という男…
すると、いきなり…
上級使い
「やれ、やれ…
私の名は…おい、ではないのですがね…」
と、突然…優しい声と共に姿を現したのは
中性的な…何とも美しい…と…
朕とシャンは見惚れていた…
上級使い
「おや、おや、そんなに見詰められると…
照れますよ…貴殿方には、
もう契りを交わした方が居るのでは?」
と、飄々としている…
朕とシャンは…何と答えて良いのか…
紫仙とは真逆な性格…
上級使い
「おや、おや、困らせてしまいましたか…
これは失礼しました…私の名は…
紫仙様の上級使いを任されている天(てん)で
ございます…以後お見知りおきを…」
と、丁寧に挨拶してくれた…
と、同時に…天は秘力を使い…指で宙を、
くるくる…と描いたら…縄が解かれた…
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