恋慕
第3章 刻は昔時代…
師範殿
「門限は、ちゃんと護るようにっ!!
外出する場合は外出届を、この私に
提出して下さいね~…
掟は、ちゃんと護ようにしましょう…」
と、師範殿は、学童達に伝えるが…
一切、聞く耳を持たない…
その、やり取りを聞いていた祭は…
祭
「掟は破る為に…あるんだろ…?
少なくとも俺は、そう思うぜ?」
と、祭は何食わぬ顔で、そう言いながら…
手に持っている動かない傀儡に対し
自分の指先に集中し始めた。
そして、
(※)秘力を見えない糸で流し込みながら、
傀儡はカタカタと歩きだし…
祭は傀儡と共に学生寮へと…帰って行った…
(※)秘力とは…【人間の領域】の中でも
鬼才と認められた者のみにしか与えられない