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恋慕

第4章 出逢い…シャン


 カタカタと楽しそうに動き出す…

 更に…
傷だらけの傀儡も小鳥の怪我も治っていた…

 その少年は小鳥が元気になって飛びだって
いく姿を確認すると笛の音を止めた…

 そして、その少年は祭の方を振り向き…

シャン
「そこに、居るのは…誰…?」

 と、その少年に声をかけられて
祭よりも早く傀儡が木の影から出てきた…

 思わず祭も木の影から出てきてしまい…


「こらっ、お前…勝手に動くなっ!!
えーっと…君は…?あっ、俺の名は祭…」

 祭は傀儡には…お前、と言い…
目の前の少年には…君…と呼んだ…

シャン
「僕の名前は…シャン…祭…くん…?
どんな字を書くの?」

 祭は、そこら辺にある木の枝を拾い
地面に「祭」と書いた…

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