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君を攫う【スラムダンク BL】

第4章 別れ

流川たちが三井のマンションに着いたのは
もうすぐ 十二時になる頃だった。

寝ていたマンションの管理者を叩き起こして
三井の部屋の鍵を開けさせた。

管理者は「帰る頃に知らせてください。」と
笑顔で対応してくれた。


流川は初めて 三井の部屋に入った。
三井の部屋は 流川の家よりも一人で十分な広さだった。
ベッド、ミニテーブルに可愛らしい座布団、
大きなキツネのぬいぐるみが置かれていて
小さめの冷蔵庫など家電が置いていた。

流川は クローゼットの中身を見ると
あんまり 服などが少なかった。


彩子「ひさちゃんね、大学バスケの推薦で通ってたのよ。でも 大学はやめた。分かってたかもしれない。
ここに戻れないと。」

流川「俺知ってる。バスケをしている三井さんに 
惚れたから。」

宮城「そうなの?」

流川「うす」

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