
ヤリチン野郎と一途くん
第13章 寮の自室
蘇芳はクローゼットの中から…
Sサイズの未開封の黒Tシャツと下着を
見つけ…瑠璃に手渡した…
瑠璃は、それを受け取り…
瑠璃
「あっ、どうも…ありがとうございます…」
蘇芳
「瑠璃は…黒色が好きなのかぁ…
でも、今の時期に黒って
太陽の光を集めるから暑く感じない?
今、着ているTシャツも黒だし…
よっぽど黒が好きなんだな…」
蘇芳は何気に言ったつもりだが…
瑠璃
「えっ?あぁ…そうだね…好きだよ…
ところで…Sサイズ…って…もしかして…
安売りだったから
サイズ見ないで買ったとか…?」
蘇芳はギクリ…と肩を震わせ…
蘇芳
「あっ、バレちゃった…?」
瑠璃
「お金は…大切に使った方が…良いよ…
じゃあ…僕…シャワーを浴びてきます…」
瑠璃は
我慢の限界でバスルームへと駆け込んだ…
