早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第2章 散歩
そうだよな…俺と連絡先交換っていうより、姫野犬好きそうだしドーナツ目的だよな。
例えドーナツ目的だとしてもクラスメートと連絡先を交換するのは初めてでまた胸が熱くなる。
メッセージアプリのQRコードを読み込む時に姫野と距離が近くて、良い匂いがするのと姫野の横顔が可愛すぎて心臓が破裂しそうになる…
「出来たっ…龍牙君のアイコンドーナツちゃんだぁ」
「他にちょうど良い画像なかったんだよ…」
「後でドーナツちゃんの画像お願いしますっ」
「おう…それじゃあ帰るから」
「あ、引き止めちゃってごめんね…また学校でね!ドーナツちゃんも今日はありがとう、またね」
姫野はしゃがんでドーナツを撫でながらそう言うと可愛い笑顔で手を振って見送ってくれる。
姫野の笑顔を見ると胸の高鳴りが止まらなくなるから早めに退散しよう…
家に帰ってからありすの遊び相手をしてても、夕飯を食べてても、風呂に入っても姫野の事が頭から離れない。
今日出会ったばかりで、たまたま助けただけだ。
ちょっと関わっただけで…俺と普通に接してくれるだけで好きとか俺気持ち悪過ぎるだろ!
そうだ、あれだけ可愛いからな?
芸能人の誰が好きとかそういう次元の話だ。