テキストサイズ

GirlsLove

第5章 【従順】






何気に生理も同じ周期だから被ってて嬉しい
だってズレちゃうと、それだけ禁欲生活が長引くんだもん
それ私も思ってたってせりさんも笑う
生理でもキスイキさせてくれるから好き
抱き締め合って眠る瞬間が幸せ過ぎる


目が覚めて、隣にこの美貌だよ!?
常に眼福なんだから
私ももっと綺麗になろうって相乗効果出るし
自分磨きにも精が出る


並んで歩いてると、恋人繋ぎしてるし何気にイチャイチャしてるからカップルって気付かれて「綺麗」とか「美女カップル」とか聞こえてきて照れる私とは真逆で堂々としているせりさん


「え、そんな事言われてたの?全然気付かないくらい碧唯に見惚れてたよ」って真顔で言うの
レディーなのにレディーファーストだし、言う事なす事全部がイケメン過ぎます


同棲してて、幻滅したーとか蛙化現象…とか一切なくて逆に怖い
よーく観察してるんだけどね
「ん、何?どうした?」ってもう腕の中
「疲れちゃった?」とか「おいで」と膝枕してくれるのとかも全部、二言目には私の事なの


「せりさん、私を甘やかし過ぎです」


「仕方ないよね?惚れられてるんだから諦めて」


「だから私の方が惚れてるんですってば…」


んふふ、と勝ち誇ったような顔
勝てるわけないよね
お互い笑って、どちらからともなくキスをする


「言ったでしょ?私の愛は重いんだからね」 


膝の上に座らされ見つめ合う
とてつもなく甘い時間
これがあるから喧嘩にならない
せりさんの器が大き過ぎて…ってのもあるけど
きっとせりさんが甘過ぎるからだ


「これからも黙って愛されとけば…?」


良いんですか、せりさん………
後で後悔しても遅いんですよ……?


「愛されるだけじゃ嫌です……私もたくさんせりさんの事、愛したいので」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ