
脳内ショートストーリー
第3章 【真咲莉緒と伊藤蒼真〜上司と部下の恋〜】
「部長、わざとですよね?足がスースーするんですけど…」
「ごめん、全男子の憧れだから…」
「え?憧れ?コレが…ですか?」
お尻が隠れるくらいの長さだから短過ぎるよ
下は素足だし
慌てて自分もシャワー浴びに行っちゃった
広いリビング……ルームツアーしちゃお
本棚や写真立て、オシャレな絵を見ながら
リビングで過ごした
シャワーを終えた部長は
いつもセットしていたのが崩れて前髪が下りてる
全然違う雰囲気にドキッとした
優しい顔……
「腹減ったろ?パスタで良い?」
「え、部長が作るんですか?」
「一緒に作る?」
「はい、お手伝いします」
普通に自炊してて驚いた
一人暮らし歴が長いらしく、
外食はたまにするけど、やっぱり味が濃いから
なるべく自炊するよう心掛けてるって…
見習わなければっ
簡単にスープスパゲティが出てきてペロリと平らげる
何か、プライベートの部長とは全然緊張しない
話も弾むし途切れなくて楽しい
グラス1杯だけ飲んだワインが良い感じに火照ってきている
食洗機に入れたら座っていた私の手を引いて立たせるの
「もう、我慢しなくて良い?」
「え〜?我慢出来ないんですか?」
「出来ない……お願い」
「どうしたいの…?」
「…抱きたい」
正直者ですね、潔くて宜しい
「なにその不意打ちでくるタメ語…めっちゃ良い」
「部長……名前で呼び合いませんか?」
「うん、俺も今それ言おうと思ってた」
「じゃあ、部長からどうぞ」
「俺から?うん、まぁ………あっちの部屋行こう、莉緒」
「え、うわ、グッとくる……思った以上にきますね」
「俺も俺も!それ味わいたい」
「んふふ、じゃあ………あっちの部屋って何処なの?蒼真さん」
「「うわぁ〜!!」」
なんたる幸せ!!
最初は恥ずかしいけどやっぱり良い!!
