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声が出ない。

言いたくない。

言えない。


心のどこかで、こう思ってるの。

私ー……

「じゃあ、
このチケット揚げるから、

元気になるためにいってきな！！！」

璃依が私の手にチケットをのっける。


璃依ー……智香ー……

「ありがと」

「ん。

和也でも誘いな？
もし本当に行く人いなかったら

私が行くから。」

智香が笑って言う。