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先生とアイツ

第29章 *水も滴る……いい男?!

「気持ち~っ!!」


流れるプール。

私と瞳さんは浮き輪に捕まって

優大と秀斗はスイスイと泳いでいた。

「足、付きますか?」


「さぁ?
どうだろう?

やってみる?」


「はい!」


私はソッと浮き輪からでた。

「優大さん……掴んでて下さいね?」


「うん。」


ゆっくり、足をシたに下ろしていく。

と、その時!

ツルッ



「わっ……」


私は手を滑らせて
浮き輪から手を離してしまったのだ。


目の前は、青い水。

息苦しさと水の圧迫感で苦しい。


(ヤバいっ……!)


プールは思ったよりも深く、足が付かなかった。


私の視界には何もなく、ただの水だけで。


(優大さんはっ……)

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