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先生とアイツ

第35章 *神様の決断

変われるのなら、今すぐ変わるのに。


悔しい。

どうして、俺は何もできないんだ…

どうして、こんなにも無力なんだ……


一粒の涙が頬を伝う。


俺はそれを手で拭い

亜友のおでこに顔を近づけた。



そしてー……

優しく、キスを落とす。


「亜友、頑張れ。」

そう言って俺は病室を出た。

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