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先生とアイツ

第6章 *事故

あぁ。

嘘ではなかったんだ。
その場に崩れ落ちる私を、和也が支える。

「あ……あ……ぅ……っ」

大粒の涙が私の頬を落ちる。

「泣け…あゆ……泣いていいから……」




プツン。



 




賢斗の優しいコトバで、私の中の何かがキレた。



「ああああああああ!」

涙も出ない。
嘘だと思いたかった。

でも神様。
これが私の人生なのですか?
これが私への試練なのですか?


「あああああああああああああああああああああああああああああ」

屋上に5人。
みんなはただ、私の側にいてくれた。

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