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先生とアイツ

第14章 *カレシ

「センセー……いる?」

放課後。
私は理科室に向かった。

賢斗はドアのところで隠れている。


ははは……汗

「あゆ!」

先生はパッとか緒を明るくし、私を手招きする。

あれ……?

お説教じゃないのかな……?

ニコニコする先生に、悪意は感じられなくて……心を許してしまったー……



グッ

先生が私の腕を強く握る。

「えっ……?!」

「なんで賢斗と付き合ってるんだ?」

「!」

あ……

先生の目、本気だ……

「俺、好きだって言ったよな?」

「先生……っ」

私を掴む腕が強くなる。

「っ……!」

バン!
その瞬間、ドアが勢いよく開いて……


「あゆ!!」

「賢斗…」

賢斗が入ってきた。

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