恋する季節☆短編集☆
第2章 ヤンキー×天然彼女
「おいっ!やめろ…離してやれ」
「でも…」
「いいから…」
その人は私の腕から手を離した。
何…?
まさかこの人も私を…?
「大丈夫か?」
「えっ…あ、うん」
「ちょい来な…」
「えっ…うわっ!!」
えっ?
なんか一気に視界が高くなったんですけど…。
私はその人にお姫様抱っこをされていた。
ちょっ…な、なにこの状況///
恥ずかし///
私、絶対顔真っ赤だ…。
その人は、非常階段のドアを開け、近くの空き教室に入った。
そしてゆっくり床に降ろした。