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新月

第8章 家族

新「お前は新月の民だ」


世界「……」

白「新月の民………………………………って何?」

世界「知らね」

フレヴァ「聞いた事無いですな」

紅「俺も俺も」



新「……ハァ…要するに、君達は宇宙人なんだよ!普通じゃ無いんだよ」






白「ふーん………………どおでもいいや」

新「え?」

世界「!!?」

白「俺は死にたく無いから戦うんだ
家族の為に戦うんだ」



世界「白……」





新「ひとつだけ言っておく………………………………………………………………………………人が話しているときに………………鼻をほじるな!!!」

…………………………
時は遡り出発する前

白宅にて………………



母「白~!」

ダンダンダンダンダン

階段を駆け降りる

ガチャ

白「…何?」

母「座って」

白「??」

母「あんた、一人で背負い込まないでよ……家族でしょ?」

白「何が?……」

母「あんたも戦ってるでしょ?」

白「……」

母「いつかは……って覚悟してたんだけどね」

母「すぐに話してよ……背負い込まないでよ……寂しいでしょ……」

白「……ゴメン…」




母「………………あんたのお父さんはね…この国一番の守人だったんだ………
いつもみたいに行ってらっしゃいって……早く帰って来てねって……
でもね……帰って来なかったんだ……二日後にね…見づがったんだ
…倒れてた…相討ちだったって……納得いかないよ…だってその右手には
指輪が握られていたから

その次の日につわりが来てね…病院に行ったら……おめでとうございますって……喜べないよね…でも産まれてきたあんたを見て思ったんだ
産まれてきてくれてありがとう!って……」

白「………うん……」










母「グス…ヒック…絶対に死なないでね」

白「………うん」

母「…よし!行ってらっしゃい。美味しいメシつくって待ってるから」

白「うん!行って来ます」






母「………バカ」

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