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新月

第17章 接触

白「何買うんだ?」

紅「色々だ」

白「そうか」

白「なら……早く殺らねえとな」

紅「そうだな」

白「行くぞ!」

紅「おう!」

白と紅の前には人の形をした'何か'がいた

「こんちゃ~っす」

「あ!…こんばんは…か?」

白「何だ?お前?もしかしてバンパイア?」

「ギク!何でばれたの?」

白「………………(母スゲー)………勘だ!」

「スゲー!…超能力者?」

白「そうだ!」

紅「∑(゜∇゜)」

「マジかよ!スゲー!初めて見た……炎とかでんの?」

白「でるぜ」

紅「∑(゜∇゜)」

「スゲー!だして!だせる?まじか!あ~ヤッベー!まじ興奮する!もう一回言うよ?だしてハイ3、2、1」

白「行くぜ!(紅!行け)」

紅「(まじかよ)」

紅が腕を螺旋しながら掌に集まっていく

「スゲー!スゲー!」

紅が指先に着いた時に「ボウ!」と炎がついた

「オオー!スゲー!」

今までは暗くてわからなかったが良く見ると中学一年生くらいの身長だった

白「……?…お前…ガキか?」

「失礼だねお兄ちゃん…僕は子供扱いされるのが一番嫌いなんだ」

白「あ~…ゴメンな」

「ゴメンねお兄ちゃん…命令だし殺さないといけないんだ…面白いお兄ちゃんだし嫌なんだけど…ただの人間なのにどうしてだろうね…あの人に選ばれた事を後悔してよ」

白「考え直せよ」

「ゴメンねお兄ちゃん…」

白「止めた方が良いぞ?」

「死にたく無いもんね普通…」

「お兄ちゃん?」

彼の視界にはもうすでに白がいなかった

白「死にたく無いもんな?……普通…」

「うわぁ!背後から突然…現れ………あれ?もしかして…ピンチ?」

白「そうだな、どうする?死にたく無いんだろ?」

「どうすればいいの?」

白「そうだな…死ぬか?捕まるか?」

「最悪だね…鬼…悪魔!」

白「………………」

背後から白が少し首を絞める動作をする

「うわぁ!分かった!分かりました………捕まります」

白「そうだな…それが賢い」

「は~い…ハァ…」

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