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不器用

第23章 せめて



先輩が好きです。

ああ、せめて同じ部活の先輩なら
良かったのに。

それなら、名前も顔も覚えてもらえるし
何年後だって挨拶できるのに。


でもあなたは部活も違って
学校行事で一緒だっただけの先輩。

挨拶するには遠すぎて
しないのは素っ気なさすぎて。


あなたの部活の後輩か
あなたの同級生になりたかった。

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