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不器用

第29章 賭け



先輩の地元を通るとき
つい、キョロキョロしちゃうんだ。
先輩のことを探してしまうんだ。

いないなんて当たり前なのに
期待すること自体がバカなのに

そのたった少しの可能性に
賭けてみたくなっちゃうくらい、
先輩のことが大好きなんだ。

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