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不器用

第31章 あえて



あえてあたしから
目を合わせなかったのは
あなたからあたしに
気づいて欲しいからで

あえて笑顔で話しながら通ったのは
あなたにあたしの笑顔を
覚えてて欲しかったからで。


本当は目を合わせたかったよ。
あなたに笑いかけたかった。

でも、あたしばっか大好きで
ちょっと悔しかったんだもん。


あなたが少しでもあたしを
気にしてくれたら嬉しいな…

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