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不器用

第36章 もし



ねえ、もしあなたが
同じ部活だったら、
同じ学年だったら、
同じクラスだったら、
同じグループだったら、

…少しでも
あたしを意識してくれましたか?


あたしはいつだって
あなたばかり意識してるのに
あなたはいつだって
あたしから遠く離れた場所にいる。


もし、何て言ったって
何も始まらないことくらい
当たり前にわかってるよ。


でも、願うしかできないんだもん。


なんて、言い訳なんだけど…

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