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不器用

第38章 消しゴム



名前を書いて消しゴムで消しちゃえば
あたしの君への想いも
消えてくれるんじゃないか って
君の名前を書いてみた。

すると
自分の字は汚いから好きじゃないんだけど

君の名前ってだけで
すごく愛おしくて

名前だけでも消すのが辛いくらい。
一文字一文字が愛しいくらい。


そのくらい君のことが好きで
消す なんてやっぱり
出来ないってこと痛感した。

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