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《F組も、そろそろ用意しろよー！》





「やばっ!!行かなきゃ!!
ほら彩、いくよ！」

「純也一番最初じゃね?!」



あっ、もう順番きてたんだ……




「えーと、……F組は…相川純也から
　番号順に並べ!!」

「純也頑張ってね!!」

「純也!!俺は正々堂々勝負
　してえんだ!!……転けんなよ!!」



転け……さすがに転けはしないだろ



あたしは背中まで伸びた黒髪を
ポニーテールに結ぶ


「はーい!!いくぞ、いちについて…
　よーいスタート!!」




なかなか速い………

隣の人との差をどんどん広げながら
純也が走ってく……