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第2章 波乱の始まりの校外学習

~麗side~


………………


…………


お父様が理事長を勤めるこの
高校に入ってもう1ヶ月弱経ってしまった


中学生の頃、学校の中心は常に私。
圧倒的権力と、この容姿で私は
学校の中心にあり続けた。

この権力のお陰で先生ですら
私に下手にものを言えず
私の好き放題。私だけの楽園でしたのに……


ここは楽園ではない


権力は中学生の頃と変わらず
圧倒的に私の味方。
容姿も誰にも負けない自信があった


なのに……………………



なのに…………



何故ここは私の楽園ではないの?





全ては、入学と同時に
注目を浴びたあの四人………………


あの四人のせいよ。



私はあの四つの席
全てが欲しい。

ううん、その上よ。
全てを合わせた絶対的頂点の席が欲しい

私ならそこへ行ける。
いや私しかそこへ行けない。





ここが楽園ではないのなら、
ここを楽園に変えてみせるわ

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