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極上年下彼氏

第63章 嫉妬

「朱美…朱美らしくないぞ。後ろを見るな。前だけ見てろ。
目の前の俺だけを見てろ」


過去は消せない。それは朱美もだ。


「俺は朱美の過去も今も未来も全て愛し尽くす」


朱美はようやく顔をあげて俺を見てくれた。


涙で少し瞼を腫らした素顔の朱美は、俺が初めて出逢った13の朱美のように幼かった。


「理人…私…」


「何も言わなくていい」


謝って欲しくなかった。


別に嫌じゃなかったし…


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