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極上年下彼氏

第9章 信じる

私は窓を開けるか迷った。


でも理人の真剣な姿は、私に窓を開けさせた。


理人は私に気づき、門を軽々と飛び越え、私の部屋の窓まできた。


「私、寝ていたの。
こんな時間に何?」


私は何事もなかったように振る舞った。

「見てたろ」


「見たよ」


「ごめん、あれは…」


「何で謝るの?
理人が誰と、どうこうしようと関係ない。
彼女がいるなら、そう言えば良かったのに。

もう私に優しくしないで、構わないで」


こんな強がりしか言えなかった。


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