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お告げ

第3章 選ばれた…

「何それ?」
夏帆は梨絵が隠した何かに気が付いた。

梨絵はただ首を振る。
『誰とも会話せずに…』だ。

したら、アメリカのようになってしまうかもしれない。
梨絵は無理やり手紙を見ようとする姉を、突き飛ばした。

「イッタイ!!なにすんの!!バカ梨絵!」

どうやら頭を軽く、壁にぶつけたようだ。

姉は怒って、どこかに行ってしまった。

梨絵は財布を持つと、家を飛び出した。
どこに行って、誰を見つけるかなんて分からない。
でも、まるで自分が神であるような態度で、人を殺そうとしている奴は許せない。

見つけ出して、警察に付きだしてやる!!


時刻は7時35分

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