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お告げ

第6章 見えない恐怖

佐保も沙耶も、何か避けることのできない、恐怖にぶち当たっていた。

2人は微妙に違うことを考えていた。

佐保の場合
これで世界は、終わるのか。

助かるなんてほぼ不可能ではないか。
でも、諦めたらそこで本当に終わる。

私達しかいないんだから、日本を救えるのは。

くじけるにはまだ早すぎる。

本当は泣きたい。
でも、泣いたらもう立ち直れない気がする。

だから、最後まで泣くもんか!

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