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お告げ

第6章 見えない恐怖

ただ一人、恐怖を感じていない。

梨絵はいつでも梨絵だった。

ひょっとしたら辛いのかもしれない。
でも、そんなことを感じさせないほど強い心。

梨絵はみんなが不安そうにしている中、あることを考えていた。

そして、それを口にするほど元気があった。


「おなか空いた!ファミレスでも行かない?」

3人は思わず、吹き出した。
「そうだね。腹が減っては、戦は出来ぬ!」
そう言ったのは佐保だった。

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