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お告げ

第1章 制裁の始まり

それからしばらく誕生日会をした。

時刻は5時30分


ふと、いつからかつけっぱなしになっていたテレビを見た。


ニュースをやっている。

「梨絵どうしたの?」
梨絵は目を奪われた。

「アメリカ、アメリカが…」

佐保がテレビを見た。
「なにこれ…」

そこには、アメリカが火の海と化している様子だった。


人々はどこか安全な場所を求めて、走り回っているが見つからないようだ。

「おしまい!」
智恵がテレビを消した。
「ちょっと!!」

「おしまい!!」
智恵は少し涙ぐんでいた。

「あっ…」
それに気づいたのは珍しく、梨絵だった。
「お父さん…」
智恵は無理に笑うと
「今日は帰るね…」
と言って帰ってしまった。

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