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お告げ

第20章 電話

プルルル…プルルル…

つながれ…つながれ!

プルルル…プルルル…

お願い…つながって…

プルルル…「さっきからなに!?うるさいな!」

つながった!!
梨絵と智恵は抱き合い喜んだ。

「もう分かってるでしょ!?お姉ちゃん!」

覚悟は決めていた。
もし夏帆が犯人でなくても後悔しないと…


「……それで?」

「今…どこにいるの?」


「私?私は今空港だよ。
このまま日本にいると私まで死んじゃうから…」

やっぱり…
「智恵!!空の便!!今から一番早くに離陸するやつ調べて!!
もちろん、国際線だよ!!」

梨絵は電話から顔を離していった。
「私は助かる!」
「どこにも行かせない!!」

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