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【可愛い】の魔法

第2章 家族・shiori



そういや、あの時は猛反対する私の両親を、2ヶ月もかけて説得してくれたんだよね・・・


『絶対に不幸にしません!!』


なんて、土下座までしちゃって。



確かに私は不幸じゃない。


だけど、だからって幸せか・・・そんな実感はない。



「はぁ・・・ドキドキしたい」



午後、風に揺れる洗濯物を見つめながら呟いた。



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