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【可愛い】の魔法

第2章 家族・shiori



「え・・・?」


効果てき面。



ここ何年も、パパと呼ばれていた秀司は、名前を呼ばれることに慣れてなかったみたいだった。
パチっと目を開けて、自分を呼ぶ相手を確認した。


だけど、いつもと少し違う様子の私を見て、今度は違う意味で目が覚めたみたい・・・


「どうしたの?」


寝起きで頭が働かない秀司は、それだけ言うと、ふわっと私の後頭部に大きな手を乗せて、ふにゃっと笑った。



私が、頭の上に【?】マークを放出していると、ふにゃふにゃ笑顔の秀司が続けた。

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