テキストサイズ

私と貴方。~運命の出会い~

第4章 圭吾の過去

~圭吾&ゆうか~

『いまから大事なこという。
ちゃんと聞いといて?』

『うん。何?』

『俺、ゆうかと出会う前に本気で愛した奴がいるんだ。
先輩なんだけど。』

『なんで別れたの?そんなに
そんなに愛した人なら別れなければいいのに。なんで?』

『死んだんだ。事故で。
最後の言葉が幸せになってね。』

『なんで最後に?』

『先輩、病気だったんだ。
ガンでさ。余命あと1年。』

『・・・』
ゆうかは言葉をなくす。
圭吾の顔に一筋の線が。
圭吾は泣いていた。


『圭吾くん。泣かないで?
私は側にいるから。離れないから。
先輩の名前は?』


『大山美砂。
ゆうかは美砂とは違うよな?』


・・・圭吾くんは苦しんでたんだ。
美砂さんが事故に合わなければ
残りの1年間も幸せだったのかな?


『ゆうか?美砂はいないけど
もし1年間生きていたとしても
俺はゆうかに惚れてたと思う。』



『圭吾くん・・・。』

・・・ゆうか。
俺の体は勝手に動いていた。
ゆうかに美砂の時とは違う。
お互いを求めるような激しいキスをしていた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ