
パプリカより甘いカレ。
第2章 恋はピーマンとパプリカ
side 先生
とりあえず俺は
電話を切った。
葉崎の甘ったるい声が
頭の中から離れてくれない。
葉崎がそんなこと
していたなんて
思ってもいなかった。
なんでだろう…
凄く心臓が
ドキドキした。
いやいや、声が悪い!
だって…
普段より声が
高かったし
理性が飛びそうだ。
「とりま、寝るか…」
あー…明日はあまり葉崎と関わらないようにしよう。
ごほうびのアイスまで2週間はあるわけだから。
きっと、目が合ったら俺の顔真っ赤になるだろうなあ…
てか、俺は変態だな。
