パプリカより甘いカレ。
第3章 イケないコト。
「はあ…ダルい」
これから私は電車に
乗り込もうとする
寸前だった。
学校は好きだけれど、
この満員電車が嫌い。
先生が乗っていればなあ…なんて。
そんなことを考えながら私は電車に乗った。
電車は満員なので、
あちらこちらから
汗臭い匂いや吐息が
聞こえてきて
気持ちが悪い。
いつ痴漢がおきても
可笑しくない状況に
いつも私はいる。
すると、耳元から
「葉崎、うっす」
「せ、先生…!なんで」
「葉崎が心配で」
本当に先生って
優しいなあ…
そういうところも好き。
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