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好きって言って?

第6章 わかってしまったこと

~。~
結衣が落書きのペンを持ったまま動かないでいると、
悠樹がペンで
【好き】
と書いた。
結衣はそれを見て、
また、あの日の嘘のコトを考えてしまった

結衣もペンを動かす
【嘘なんでしょ?】

と書いた。
悠樹もまたペンを動かす。

【今回は本当】

そう書くと結衣は
【返事待ってて?】
と書いた。

悠樹は
【わかった。結衣は聡哉が好きなんだもんな】
と書いた。

【それは違う】

結衣がそう書くと
悠樹がほほ笑んだ

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