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好きって言って?

第6章 わかってしまったこと

-奈緒美&結衣-

あのあと奈緒美は走って
結衣を追った

どこにいったかは全くわからなかったが
奈緒美は中学の時結衣がいつも
1人で泣いていた屋上に行ってみた。

するとそこには
静かに座っている。結衣の姿が…
そっと結衣の近くに近づいて行くと

《ぅ…ッ。ぅー。》

静かに座っていたから奈緒美は泣いていないと思っていた。


『結衣?ごめんね』

結衣は無言だ


奈緒美は話し続ける

『私、悠樹くんのこと好きじゃない。
結衣は悠樹くんのこと好きなんでしょ?
頑張ってね。』


『じゃ、何でッ』

『結衣の嫌がることしようと思って
でも、私結衣のこと好きだし
憧れてる。
だから、出来なかった。
悠樹くんに言ってみたら
結衣なら許してくれるって。
私は許してくれるなんて思ってない。けど、もし許してくれるなら
許してほしい』

『奈緒美ちゃん・・・
私、怒ってる。けどね。
奈緒美ちゃんと仲直りしたかった。ずっと・・・
だから
許す。けど、悠樹に抱きついたんだから
その体で私に抱きついて?笑』

結衣と奈緒美は
仲直りのハグをした

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