テキストサイズ

if~もしも願いが叶うなら~

第5章 もしも死んだ人が帰ってきたら


『...あなたが哲司の彼女さん?』

重い空気の中
最初に口を開いたのは母だった。

「は、はい」

『そう...
哲司は毎日のようにあなたの話を
していたわ
今日も可愛かった とか
傷つけてしまった とか
息子の惚気は複雑な気分だけど
楽しそうに話すから』

涙がとまらなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ