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君が欲しい

第10章 君の涙

学校が終わって、小川と山寺と駅前で別れた。


外は暑くて、バスが来るまで15分くらいあったからあの書店に寄った。


書店はエアコンが効いていて、天国のようだ。


ぶらぶらと店内を彷徨く。
すると後ろから君の声が聞こえた。


「南君。」


振り向くと夏服を来た君が笑顔で立っていた。


「なんか久しぶりだね。」


「ああ、元気だった?」


「うん。」


たわいもない挨拶をした。



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