テキストサイズ

これはアリかな?

第21章 気まずいお昼


ただ淡々と弁当を食べつづける。

誰も喋らないので、空気は重い。

おい、麻垣伊那!
何か話題はないのか!

と思った瞬間、

「てか、この人は誰?」

皆人が喋った。

秋世千尋ってゆう生意気な転入生だよ、と言おうとし、口を開く直前、

「今日入ってきた転入生の秋世千尋くんだよ。」

と、麻垣伊那が言った。

お前が言うのかよ!
大体お前、皆人と知り合いかよ!喋った事ないだろ!初対面だろ!

と思う。

「千尋...か?お前!あの千尋なのか!?」

えー!

お知り合いですかー!?

「おう、久しいな。」

なんていいやがる秋世千尋。

「おい!伊那!千尋だぞ!小三のころ転校しちまったあの千尋だぞ!」

いーーなーーー!?

いま、皆人が麻垣伊那のこと伊那っていった...!

皆人と麻垣伊那もお知り合いですか!

えーーーーーー!!!!!

「変わったな、お前、」

そう皆人が秋世千尋に向かって言っていたような気がする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ