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北斗七星

第4章 天体観測





「あの星一番綺麗…」



あたしが見つけたのは一番大きく輝く星だった。


宮橋がすぐ側に来て言う。




「北斗七星」



北斗七星…?




「あ、紗江が言ってたやつ?」


「そう、あれがそうだよ」





北斗七星




紗江には秀がいて、一緒に見られない寂しさ


今はそんなのどうだっていい。




土曜日の北斗七星が一番綺麗って言ってたけど

多分あたしにとっては一人で綺麗な星を見るより、
宮橋と一緒に見た方が綺麗に見られると思う。



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