テキストサイズ

北斗七星

第6章 王子様





「はぁ…」


「…」


「重いなぁ…」


「…」




…………




「あんたさ、気遣いって言葉知らないの?」


「知ってるよ。お前は力持ちだからいいかなって」


「うーわー…」





好きって思ったの、間違えかもしれない…



その時だった。






急に、ノートのさっきまでの重みが無くなって



手に持っているノートは五分の一くらいになった。




あたしは「宮橋」と言いそうになって止めた。




宮橋じゃない…





違う人だった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ