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第12章 絡まる鎖

「てか、いい加減にしろよ!! 勝手ばっか言ってんのはお前も同じだろ!!」

「隠れてコソコソ言ってる中垣君達がいけないんです! 私だって、もうどうしたらいいか分からないのにっ!」

「いつ、隠れてコソコソしたって言ってんだよ!!」

「話してたじゃないですか!! 私が寝不足で寝てたとき!!」

そう言うと、ハッとしたように目を見開く中垣。徐々に青ざめていく顔、その場に頭を抱えて座り込んだ

「嘘だろ……」

小さく呟く声に

「聞いてました!」

フンッとそっぽを向き、言った私に中垣はゆっくりと私を見上げる。

「全部聞いてたのか?」

「さぁ、知りません!!」

強気に言う私に、中垣は眉をハの字にさせて話し出した。

「口止めされてたんだけどなぁ、言わねーとへそ曲げそうだしな……」

「良いから全部説明しなさい!!」


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