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みえない鎖

第16章 彼の領域

気がつけば向かい合ってて、アキの顔が間近にあって、

腕に包まれると同時に、柔らかいキスが降ってきた。

アキの身体に腕を絡めて、しばらくアキのキスに酔う。

キス1つで、誤魔化されないっとは思うものの・・・好きになった方の負け、というか・・・。

でも、アキの腕の中の状態は心地よくて・・・、

恋愛に勝ち負けはない筈だけど、やっぱり私の負けかも。

「明後日、指輪買わせちゃうからっ!」

唇が離れると同時にに叫んでみるも、アキは余裕な顔で。

「た、高いの買わせるっ」

って本当は普通ので良くて、高いのなんて全然考えてなかったけど、あまりの余裕ぶりに叫んでみるも、

「指輪一つで満足するなら、それでもいいな」

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