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みえない鎖

第6章 自覚

侵食していたのは、私の気持ちだけではなく、身体もだった。

気持ちが落ちて塞ぎ込む時もあれば、あの時を思い出して、下腹部が疼く時もあって。

「・・アキぃ・・・」

アキの指や熱の残像が、私の身体を這いまわる。

「・ヤ・・ダ・・止まら・ないっ・・」

這いまわる熱を抑える術は、我慢するだけでは、もう無理で。

「・・ぁんっ・・・」

指で熱を散らして慰める事に最初は抵抗があったけど、何度も繰り返すうちに、抵抗は無くなっていく・・・。

「・あぁんっ・い・ぃ・・・・」

ベッドの上で、こんなハズカシイコトに没頭してるなんて。
それもきっかけはアキとの1回だけなのに。

「・・・・ダ・メなの、にっ」

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