
友情と恋愛
第5章 恋愛と友情はどっちが大事?
めいとは話さないようにしよう、
『班長だれやる~?』
凛が言った
『はいっ!はい』
『めい班長やりたいの?』
めいが元気に手をあげたのだ。
ちょうどいい、めんどくさいことはめいにやらせよ!
『めい、班長決定!』
あたしがにやつきながらいった
『ちがくて!あたしすいせんしたいの、すいせん!』
『誰を?』
凛が聞いた
『朱里を、朱里すいせんする~♪』
なっ…なにいってんのコイツ意味わかんない
何?あたしにそんな恨みもってんの!?
じゃあこっちだって
『あたしもすいせん!めいが班長にふさわしいよ』
フッ!どう?
お互いにらみあう
そんな状況に気ずいたのか、ずっと喋って無かった真理が
『じゃあ二人でじゃんけんね!早く早く!手だして』
絶対負けないから!
『じゃんけんっぽん!』
めいがパー
あたしがグー……
負けた?あたし負けた?
めいがあたしの顔見て
フッて笑った…
笑ったフッてフッて…
フッてー…
にやついて見てくる
その顔なんなの!
『じゃあ朱里が班長ね?いい朱里?そんな怖い顔しないでよ~』
真理が和やかに言った
