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なんで?

第4章 どうして?

学校が終わり、私は家に帰って母に聞くことにした。

マリヤ「お母さんただいまー。

母「おかえりー。

マリヤ「一つ聞いてもいい?

母「ぅん。いいわよー。相談事?相談事なら聞いてあげる。

マリヤ「私ミリヤと双子なんじゃないの?

母「…。

沈黙が流れた。母は何も言ってくれない。

マリヤ「やっぱりそうなのね。私ミリヤに伝えてくる。

母「待って、ミリヤには伝えちゃだめよ。

マリヤ「どうして?

母「ミリヤは私が捨てたから。

私は一番聞きたくない言葉を聞いてしまった。

マリヤ「どうして?捨てたりなんかしたのよ!

母「おじいちゃんに捨てろって言われたからよ!私だって捨てたくなかったわよ。でも捨てるしかなかったの。


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