君がくれたぬくもり
第27章 オムライス
デートか…
そういえば岳とは一回も行ったことないかも。
唯一行った所って、海くらいかな。
あとは、夕飯の材料買いにスーパーに行ったりとか。
こういう恋人のデートなんてしたことなかったな……。
「陽菜!」
「はっ!!」
またもや輝雄の声で現実に引き戻された。
「大丈夫?
今日変だよ??」
「な、何でもないよ。」
やだ……
陽菜、岳のことばっかり考えてる。
もう終わったことなのに…
「具合でも悪い?
今日はもう帰ろうか。」
「うん……ごめんね?」
このままだと輝雄に迷惑をかけてしまいそうだったので
陽菜は輝雄の言うことに素直に従った。
ほんとに申し訳ない……
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